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- はじめに:総合型・推薦でこそ「英検が出願の鍵」になる大学がある
- 結論:英検が”出願資格”になる総合型・推薦がある|5校早見表
- 前提:総合型・推薦は「一般選抜」と英検の使われ方が違う
- 立教(◎):自由選抜は英語資格のスコア提出が「必須」
- 青学(○):理工系女子特別はCSE1980が出願資格
- 明治(○):電気電子生命学科のみ、2027年度から英検必須
- 法政(△):英検は「推奨提出書類」|出さなくても出願はできる
- 中央(×):高大接続型自己推薦に英検の要件はなし
- 英検だけで総合型・推薦は決まらない|出願前の注意点
- まとめ:総合型・推薦と一般選抜はセットで考える
- よくある質問(Q&A)
- 次に読むのにおすすめの記事
- 【記事内データの注記】
はじめに:総合型・推薦でこそ「英検が出願の鍵」になる大学がある
「MARCHの理系を総合型選抜や学校推薦型でねらいたい。英検®は役に立ちますか?」
進路面談で、近年とても増えている質問です。
結論から言うと、総合型・推薦でこそ英検が「出願の鍵」になる大学があります。 立教の自由選抜入試(理学部)では、英語資格・検定のスコア提出が必須です。青学の理工系女子特別選抜では、英検CSE1980以上が出願資格になっています。
一方で、同じMARCHでも、中央のように理系の推薦型で英検を使わない大学もあります。さらに、使われ方そのものが一般選抜とは違います。一般選抜では「得点換算」が中心でしたが、総合型・推薦では「出願資格」が中心です。
この記事では、MARCH理系の総合型選抜・学校推薦型選抜で英検がどう使えるかを、5校横断で比較します。よりどころは、各大学の入試要項(一次情報)です。
お急ぎの方は、知りたいところへ直接どうぞ。
⚠️ この記事の前提
本記事は、MARCH理系の「総合型選抜・学校推薦型選抜」での英検利用を、各大学の入試要項をもとに整理しています(主に2026年度入試・明治理工の自己推薦特別のみ2027年度)。総合型・推薦は方式・年度によって条件が大きく変わり、一部の2027年度要項は未公開です。出願前には必ず各大学の最新の入試要項をご確認ください。一般選抜での英検利用は、別記事MARCH理系で英検は使える?一般選抜5校比較で扱っています。

総合型や推薦って、評定とか面接のイメージでした。英検も関係あるんですか?

大いに関係あります。むしろ総合型・推薦では、英検が「出願できるかどうか」を左右する大学もあるんです。ただし5校で扱いはバラバラ。必須の立教から、使わない中央まで、順番に見ていきましょう。
結論:英検が”出願資格”になる総合型・推薦がある|5校早見表
先に、5校の結論を早見表でまとめます。
なお、本記事は主に2026年度入試の要項をもとにしています。ただし明治理工の自己推薦特別だけは、すでに公表されている2027年度の情報を反映しています。年度が混在するため、表では「2027〜」と明記しました。
| 大学・方式 | 英検 | 型 | 基準 | おもな条件 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 立教 自由選抜(理学部) | ◎ | 出願資格(必須) | 4技能スコア提出・基準なし | 評定3.8以上+実績要件 | スコア提出は必須だが、級・CSEの基準はなし |
| 青学 理工系女子特別 | ○ | 出願資格 | CSE1980 | 女子・専願・理工4学科 | 級・合否は不問。CSE1980以上が条件 |
| 明治 電気電子生命 自己推薦特別 | ○ | 必須・評価対象(2027〜) | CSE1980〜2304 | ほかの要件・選考は要項で確認 | 2027年度から。電気電子生命学科のみ |
| 法政 理工 公募推薦 | △ | 推奨提出(任意) | 応用情報工CSE1980/経営システム工CSE1850 | 現役のみ | 推奨であり、出願に必須ではない |
| 法政 情報科学 公募推薦※ | △ | 推奨提出(任意) | 出願基準スコアなし | 現役のみ | ※2027年度から「自己推薦入試」に名称変更 |
| 明治 機械情報・建築・応用化学/農・総合数理 | × | — | — | — | 自己推薦特別に英検の必須要件なし |
| 青学 キリスト者推薦(理工) | × | — | — | 信仰にかかわる要件 | 英検の要件なし |
| 中央 高大接続型自己推薦 | × | — | — | オリンピック・探究実績など | 英検の要件なし |
凡例:◎=方式の全員にスコア提出が必須/○=基準を満たすことが出願の条件(評価にも使用)/△=任意の推奨提出/×=英検の要件なし
※表の「CSE」とは、英検の結果を4技能の合計で数値化した「英検CSEスコア」のことです。日本英語検定協会が公表する合格基準スコアは、2級が1980、準1級が2304です。
※年度・方式で条件は変わるため、最新は各校公式の入試要項で必ず確認してください。
ポイントは、「必須」「出すと評価される」「関係ない」が5校の中に同居していることです。同じ「総合型・推薦」でも、大学・学部・方式ごとにルールがまったく違います。

立教が◎なんですね。でも「基準なし」ってどういうことですか?

いい質問ですね。立教の自由選抜は「英語資格のスコアを必ず提出してください。ただし何点以上という足切りはありません」という方式なんです。くわしくは第4章で説明しますね。
前提:総合型・推薦は「一般選抜」と英検の使われ方が違う
各校を見る前に、大事な前提をひとつ押さえておきましょう。一般選抜と総合型・推薦では、英検の使われ方の「型」が違います。
一般選抜では、英検のスコアを英語の点数に置き換える「得点換算」や、英語の試験が免除される「英語免除」が中心でした。つまり、点数に直接効く使われ方です。
一方、総合型・推薦で多いのは「出願資格」です。旺文社 教育情報センターの調査でも、総合型・学校推薦型では「出願資格」としての利用が44.2%と最多です(2026年度入試)。英検は「出願の入口」として使われ、点数を底上げするものではありません。
| 区分 | 英検のおもな使われ方 | 代表例(MARCH理系) |
|---|---|---|
| 一般選抜 | 得点換算・英語免除が中心(点数に直接効く) | 立教=英語資格と共テ英語の高い方/法政=英語免除 |
| 総合型・推薦 | 出願資格・提出書類が中心(出願の入口になる) | 立教 自由選抜=スコア提出が必須/青学 女子特別=CSE1980 |
一般選抜での5校の使い分けは、MARCH理系で英検は使える?一般選抜5校比較でくわしく解説しています。

「出願資格」ということは、英検を持っていても点数は上がらないんですね。

そのとおりです。ただ、軽く見てはいけません。出願資格を満たせないと、そもそも勝負の土俵に立てないんです。総合型・推薦をねらうなら、「点数に効くか」より「出願できるか」の視点で英検を見るのが正解ですよ。
立教(◎):自由選抜は英語資格のスコア提出が「必須」
5校でいちばん英検の存在感が大きいのが、立教の自由選抜入試(理学部)です。
仕組み:提出は必須、ただし級・スコアの基準はなし
立教理学部の自由選抜入試には、英語資格・検定試験の出願資格があります。「英検などを受験し、4技能スコアを提出すること」が必須の条件です。
ここで特徴的なのが、級やCSEスコアの最低基準が設定されていないことです。合否も問われません。「何点以上なら出願可」という足切りではなく、「必ず受験して提出する」ことが条件になっています。
- 対象:理学部の全4学科
- スコア:出願時から2年以内のもの
- 受験形式:従来型・S-CBT・S-Interviewが利用可能(IBA・プレテストは不可)
基準がない分、提出したスコアは出願書類の一部として見られます。「基準がないから何でもいい」ではなく、できるだけ良いスコアで出す意識が大切です。
英検以外の要件:評定3.8以上+実績要件
自由選抜入試は、英検だけでは出願できません。全体の評定平均3.8以上、数学・理科の履修条件に加えて、大学が定める実績などの要件を満たす必要があります。
つまり立教の自由選抜は、「英検必須×評定×実績」の総合パッケージです。英検はその必須パーツのひとつ、と捉えてください。立教理系の学部・入試の全体像は、立教大学理系の徹底解説でくわしく紹介しています。

私、立教理学部が第一志望なんです。自由選抜も考えたいのですが、英検のスコアはいつまでに取ればいいですか?

基準はないとはいえ、提出書類として見られます。高2のうちに2級を取り、余裕があれば高3前半でスコアを伸ばしておくと安心ですよ。出願の時期や提出方法は方式ごとに違うので、最新の要項で必ず確認しましょう。
青学(○):理工系女子特別はCSE1980が出願資格
青学の理工学部には、MARCH唯一の「理工系女子特別選抜」があります。ここで英検が出願資格として使われます。
理工系女子特別選抜:英検CSE1980以上(級・合否は不問)
出願資格は、英検CSEスコア1980以上です。級や合否は問われません。級ではなくスコアで判定されるため、たとえば準1級に不合格でも、CSE1980以上を取れていれば条件を満たします。
- 対象学科:物理科学・電気電子工・機械創造工・情報テクノロジーの4学科
- 募集人員:各学科5名
- おもな条件:女子・専願(合格したら入学する前提の出願)、数学・理科の評定3.8以上
英検以外の代替も認められています。TOEIC L&R550+S&W240、TOEFL iBT42、TEAP225、IELTS4.0、GTEC930などです。手持ちの資格で出願できるか、要項で確認しましょう。
なお、「準1級以上」と紹介されることがありますが、公式の基準はCSE1980です。級ではなくスコアで判定される点に注意してください。
キリスト者推薦(理工):英検の要件はなし
青学理工にはキリスト者推薦もありますが、こちらに英検の要件はありません。信仰にかかわる要件など、性格のまったく違う方式です。
青学理工は、一般選抜では英検を使いません(独自の英語問題)。「一般は×、女子特別は○」という、学内でのコントラストが青学の特徴です。
明治(○):電気電子生命学科のみ、2027年度から英検必須
明治の理工学部には「自己推薦特別入学試験」があります。2027年度から、ここに大きな変更があります。
電気電子生命学科:2027年度から必須・評価対象(CSE1980〜2304)
理工学部の電気電子生命学科のみ、2027年度から英語4技能資格・検定が必須・評価対象になります。
- 英検の基準:CSEスコア1980(最低基準)〜2304(評価の上限)
- 英検以外:TEAP・TOEFL iBT・IELTSも利用可能(CBT・Home Edition・onlineなどは不可)
- 評定要件や選考の内容など、英検以外の条件は2027年度要項で確認してください
出願資格であると同時に「評価対象」でもあるのがポイントです。スコアが高いほど評価される設計なので、1980ぎりぎりより、できるだけ上を目指す価値があります。
ほかの学科・学部:自己推薦特別に英検の必須要件なし
自己推薦特別で英検が必須になるのは、電気電子生命学科だけです。ほかの対象学科(機械情報・建築・応用化学)に、英検の必須要件はありません。
そもそも数学科・物理学科・情報科学科は、自己推薦特別の対象外です。農学部・総合数理学部の自己推薦にも、英検の要件はありません(2026・2027年度)。
明治は「電気電子生命だけが英検必須」という、学科ピンポイントの変更です。学部単位ではなく学科単位で要項を確認する大切さが、よく分かる例ですね。

同じ明治の理工でも、学科でこんなに違うんですね。

そうなんです。総合型・推薦は学部ではなく、学科と方式の単位で要項を読むのが鉄則です。電気電子生命のように、年度の切り替わりで英検が必須になる例もあります。志望学科の要項は、毎年必ず確認しましょう。
法政(△):英検は「推奨提出書類」|出さなくても出願はできる
法政の理系には、現役生のみ出願できる公募推薦があります。ここでの英検は「推奨」という、少し珍しい位置づけです。
理工学部の公募推薦:学科ごとに推奨基準が違う
法政理工の公募推薦(募集は計12名・現役のみ)では、英検は出願の必須条件ではありません。ただし、推奨提出書類として学科ごとに目安が示されており、提出すれば評価に使われます。
- 応用情報工学科:英検CSE1980(級・合否不問)
- 経営システム工学科:英検CSE1850(級・合否不問)
- 創生科学科:「英語検定の優秀な結果」
- 電気電子工学科:英検の明示なし
なお、理工学部の機械工学科は公募推薦の対象外です。
「任意なら出さなくていい」と考えるのは早計です。評価に使われる以上、基準相当のスコアがあるなら提出するのが自然な戦略です。
つまり法政は、「英検がないと出願できない」方式ではなく、「英検があれば評価材料を一つ増やせる」方式です。
情報科学部の公募推薦:基準スコアなし・2027年度から名称変更
情報科学部(コンピュータ科学・ディジタルメディアの2学科、計10名・現役のみ)でも、英検などのスコア提出は推奨されています。こちらは出願基準スコアの設定なしです。
トピックスがひとつあります。情報科学部のこの方式は、2027年度から「公募推薦入試」が「自己推薦入試」に名称変更されます。名称変更にともない、推薦書(本人をよく知る者の推薦)が不要になります。名前は変わりますが、「英検は推奨」という位置づけの変更は現時点で告知されていません(最新は要項で確認を)。
中央(×):高大接続型自己推薦に英検の要件はなし
中央の理工系(基幹理工・社会理工・先進理工の新3学部・全10学科)には、「高大接続型自己推薦入学試験」があります。
この方式に、英検の要件はありません。評価の中心は、評定に加えて、数学・情報オリンピックなどのコンテスト実績、数学検定・統計検定、探究や研究の実績などです。
英語資格ではなく、数学・情報・探究の実績で勝負する方式と言えます。英語力が評価されないという意味ではなく、評価軸が違う設計だと捉えると分かりやすいです。
なお、中央には「英語運用能力特別入学試験」という方式もあります。ただし、これは文系学部向けです(2027年度に「外国語能力特別入学試験」へ統合)。
理工系の高大接続型には、もともと英検の要素がありません。名前が似ていて紛らわしいので、混同しないようにしましょう。

中央は一般選抜だと2027年度から準1級が必要なんですよね。推薦では英検そのものがいらないんだ……。

そうなんです。同じ大学でも、一般選抜と総合型・推薦で英検の扱いはまったく別物です。中央の理系を推薦型でねらうなら、英検より、数学オリンピックや数学検定・統計検定、探究活動の実績づくりが効きます。自分の強みがどちらに向いているかで、戦略を変えましょう。
英検だけで総合型・推薦は決まらない|出願前の注意点
ここまで5校の制度を見てきました。最後に、出願前に必ず押さえてほしい注意点を5つにまとめます。
英検は「出願資格」であって「合格保証」ではない
いちばん大事な注意点です。英検の基準を満たしても、それは出願のスタートラインに立てたということにすぎません。
合否を決めるのは、書類・面接・小論文・口頭試問などの総合評価です。「CSE1980を取ったから合格に近い」とは考えないでください。英検は入口、勝負はその先です。
募集は少数。「専願」「現役のみ」「評定」の条件に注意
総合型・推薦の募集人員は、一般選抜に比べてかなり少数です。青学の女子特別は各学科5名、法政理工の公募推薦は計12名です。
さらに、青学は専願(合格したら入学)、法政は現役のみ、立教は評定3.8以上など、英検以外の条件が細かく設定されています。英検の基準だけ見て「出せる」と思い込まず、要項の出願資格を全文確認しましょう。
探究・志望理由書・面接の比重が大きい
総合型・推薦の選考の中心は、あくまで「その学部で学びたい理由と、それを裏づける活動」です。探究活動・課外活動・志望理由書・面接の準備には時間がかかります。
英検のスコア取りに追われて、肝心の探究や書類づくりがおろそかになっては本末転倒です。英検は早めに済ませて、選考の本丸に時間を使うのが鉄則です。
2027年度の要項は未公開のものがある
この記事の内容は、主に2026年度入試の要項にもとづいています。2027年度の要項は、立教が6月中旬、法政が7月、青学(キリスト者推薦)が7月中旬に公開予定です。明治理工の自己推薦特別は、2027年度分が公開済みです。
明治の例のように、年度の切り替わりで条件が大きく変わることがあります。出願する年度の要項が出たら、必ず最新版で確認し直してください。
一般選抜との「両にらみ」で英検を活かす
総合型・推薦は、合格すれば早く進路が決まる一方、不合格なら一般選抜に切り替えることになります。だからこそ、英検は両にらみで考えるのが賢い使い方です。
たとえば英検2級は、立教の自由選抜では「提出するスコア」として、一般選抜では「得点換算の材料」として使えます。法政なら、一般選抜の英語外部試験利用入試で英語免除に直結します。高2までに2級を取っておけば、総合型・推薦でも一般選抜でも武器になります。
なお、進路指導では生徒に「総合型・推薦の対策に充てる時間は1日1時間まで。残りは教科の勉強に」と伝えています。理由は、記事末尾のFAQ(Q9)でくわしく紹介します。

英検対策は、何から始めればいいのでしょうか。スコアも意識するとなると、急に不安になってきました。

まずは過去問で、いまの実力と本番の形式を知ることからで大丈夫ですよ。CSEスコアは4技能のバランスで決まるので、苦手技能を過去問で見つけるのが近道です。ただし、その前に志望する方式で英検がどう使われるかの確認を忘れずに。立教なら提出必須、青学女子特別ならCSE1980以上が出願の条件、と目標がはっきりしますからね。
立教・青学・明治の基準を意識するなら、まずは2級の過去問で現在地を確かめるのが第一歩です。
下に、英検2級の過去問集(過去6回全問題集 2026年度版)の各ストアのリンクをまとめておきます。価格・在庫・レビューは各ストアの最新情報をご確認ください。
まとめ:総合型・推薦と一般選抜はセットで考える
最後に、MARCH理系の総合型・推薦と英検について整理します。
- 総合型・推薦では、英検は「出願資格」として効くのが中心です(点数の底上げではありません)。
- 立教 自由選抜=スコア提出が必須(基準なし・評定3.8+実績も必要)。
- 青学 理工系女子特別=CSE1980が出願資格(女子・専願・各学科5名)。
- 明治=電気電子生命学科のみ2027年度から必須(CSE1980〜2304・評価対象)。
- 法政=公募推薦の推奨提出書類(任意。応用情報工CSE1980・経営システム工CSE1850)。
- 中央=高大接続型自己推薦に英検なし(オリンピック・探究実績などで評価)。
- 英検は入口にすぎません。選考の本丸は探究・書類・面接です。
- 総合型・推薦をねらう場合も、教科の勉強は止めないこと。対策は1日1時間までを目安に、一般選抜と並行で進めましょう。
- 2027年度要項は未公開のものがあります。出願前に必ず最新要項を確認してください。
進む道に合わせて、次の記事をどうぞ。
- 一般選抜で英検を使いたい方 → MARCH理系で英検は使える?一般選抜5校比較
- 総合型・推薦で使いたい方 → 本記事の第4〜8章で、志望校の条件をもう一度確認しましょう
総合型・推薦は、評定・探究・英語資格と、高1・高2からの積み重ねがそのまま武器になる入試です。「まだ間に合うかな」と迷っているなら、まずは志望校の要項を開いて、自分に足りない条件を1つずつ埋めていきましょう。早く動いた人から、選択肢は増えていきますよ。
よくある質問(Q&A)
MARCH理系の総合型・推薦と英検について、受験生・保護者からよく受ける質問にお答えします。
Q1. 総合型・推薦でも、英検は必要ですか?
大学・方式によります。立教の自由選抜はスコア提出が必須、明治の電気電子生命学科は2027年度から必須です。青学の女子特別はCSE1980が出願資格、法政は任意の推奨提出、中央の高大接続型は英検不要です。まず志望方式の要項を確認しましょう。
Q2. 英検2級で出願できますか?
立教の自由選抜は級・スコアの基準がないため、2級のスコアでも出願できます。青学の女子特別はCSE1980以上が基準で、級や合否は問われません(2級の受験で1980以上なら対象です)。明治の電気電子生命は、CSE1980が最低基準です(評価の上限は2304)。
Q3. 青学の理工系女子特別は、準1級が必要ですか?
公式の基準は「準1級」ではなく英検CSE1980以上です(級・合否不問)。TOEICやTEAPなどの代替基準もあります。あわせて、数学・理科の評定3.8以上、女子・専願などの条件があります。
Q4. 明治の総合型・推薦では、どの学科で英検が必要ですか?
自己推薦特別で英検が必要なのは、理工学部の電気電子生命学科のみです(2027年度から・CSE1980〜2304)。ほかの対象学科(機械情報・建築・応用化学)と農学部・総合数理学部に、英検の必須要件はありません。なお、数学科・物理学科・情報科学科は自己推薦特別の対象外です。
Q5. 法政の「推奨提出書類」は、出さなくてもいいのですか?
出さなくても出願はできます(必須ではありません)。ただし、提出すれば評価に使われます。目安(応用情報工CSE1980・経営システム工CSE1850)に届いているなら、提出するのがおすすめです。
Q6. 中央の理系は、推薦で英検を使えますか?
高大接続型自己推薦(基幹・社会・先進理工)に英検の要件はありません。数学・情報オリンピックや各種検定、探究実績などが評価の中心です。なお一般選抜では2027年度から準1級・1級が出願資格になるため、同じ大学でも扱いがまったく違います。
Q7. 一般選抜と総合型・推薦で、英検の使われ方はどう違いますか?
一般選抜は「得点換算」「英語免除」など、点数に直接効く型が中心です。総合型・推薦は「出願資格」「提出書類」など、出願の入口になる型が中心です。同じ英検でも、効き方がまったく違うと考えてください。
Q8. 英検と探究活動、どちらを優先すべきですか?
両方必要です。探究は多くの高校で、高2までの授業に組み込まれています。ですから、高2までに英検と探究の土台をつくりましょう。高3は志望理由書・面接の準備と、必要に応じた探究のブラッシュアップに充てる段取りがおすすめです。
Q9. 総合型・推薦の準備と教科の勉強は、どのくらいの比率で進めればいいですか?
本当によく受ける質問です。私は「対策に充てる時間は1日1時間まで。残りは教科の勉強に」と生徒に伝えています。
理由は2つあります。1つ目は、「なぜこの大学か」という自分と向き合う問いを、1日5〜6時間も続けるのは難しいからです。不安がふくらんで非効率になりやすく、短い時間で計画的に積み上げるほうが書類の質は上がります。
2つ目は、理系の総合型・推薦には口頭試問や筆記など、学力を問われる場面が多いからです。勉強を続けていれば「だめでも一般選抜がある」という自信になり、本番でも力を出しやすくなります。
Q10. 総合型・推薦で使う英検は、いつまでに取ればいいですか?
出願時に有効なスコアを提出する必要があるため、遅くとも高3の夏までに目標スコアをそろえておくと安心です。立教のように「出願時から2年以内」の条件もあるため、取得時期と有効期限は必ず要項で確認してください。高2までに2級を取り、高3前半でスコアを伸ばす流れが現実的です。
Q11. 英検S-CBTのスコアでも出願できますか?
大学・方式によります。たとえば立教の自由選抜では、従来型・S-CBT・S-Interviewが利用できます(IBA・プレテストは不可)。利用できる試験形式は方式ごとに異なるため、必ず要項の「利用できる英語資格・検定試験」を確認してください。従来型とS-CBTの選び方は、英検S-CBTと従来型の違いでくわしく解説しています。
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- MARCH理系で英検は使える?一般選抜5校比較(本記事の姉妹編・一般選抜の5校比較)
- 理系に英検は必要か?いつまでに何級か(英検と理系受験の全体像)
- 英検S-CBTと従来型の違い|大学受験ではどっちで受けるべき?
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【記事内データの注記】
本記事のデータは、以下の一次情報をもとにしています。総合型選抜・学校推薦型選抜の制度は年度・学部・方式によって変わるため、出願前には必ず各大学の最新の入試要項でご確認ください。
- 各大学の総合型・推薦での英検(英語外部検定)の利用可否・型・基準:立教・青山学院・明治・法政・中央 各大学の入試要項・公式サイト(主に2026年度入試。明治理工の自己推薦特別は2027年度。取得日2026年6月10日)。
- 法政 情報科学部の方式名称変更(2027年度から「自己推薦入試」):法政大学 入試情報サイト「2027年度入試に関するお知らせ」「入試の主な変更点」(取得日2026年6月10日)。
- 総合型・学校推薦型での外部検定の利用方法(出願資格44.2%と最多):旺文社 教育情報センター「外部検定利用入試 2026年は494大学!私立大の総合型・学校推薦型選抜でも利用拡大」(2026年3月25日公開・2026年度入試・取得日2026年6月10日)。
- 本記事は「総合型選抜・学校推薦型選抜」での英検利用に限定した整理です。一般選抜での扱いは、別記事で解説しています。
※「英検」は登録商標です。英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。本記事は同協会の承認・推奨を受けたものではありません。

